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「痛風」その激痛に悶絶躄地!本気で泣いたある日の出来事

2023/10/18


中年だから痛風になるのか肥満気味だから激痛が襲ってくるのか、はたまた日頃の行いのせいなのか、この度めでたく悶絶躄地よろしく痛風に相成りました。

悶絶躄地(もんぜつびゃくじ)とは?
激しい痛みで転げまわりながら悶えて苦しむこと。

痛風とは

痛風(つうふう)は、高尿酸血症と呼ばれる状態が引き起こす疾患の一種です。尿酸は体内の代謝物であり、通常は尿として排出されます。しかし、尿酸の生成や排泄が不十分な場合、体内の尿酸レベルが上昇し、高尿酸血症が発生します。

高尿酸血症が持続すると、尿酸結晶が関節や周囲組織に堆積することがあります。これにより、関節内に炎症が生じ、急性の関節炎症発作(痛風発作)が起こります。

痛風発作は通常、足の親指の付け根をはじめとする関節に起こり、急激な疼痛、腫れ、赤みを引き起こします。また、関節の可動域が制限され、触れるだけで激しい痛みが生じることもあります。

痛風は遺伝的な要因、食事習慣、肥満、アルコール摂取、特定の薬物の使用などが関与して発症することがあります。また、高血圧や糖尿病などの他の健康問題とも関連していることがあります。

痛風の治療は、急性発作の症状の緩和と再発の予防が主な目標となります。急性発作では、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やコルヒチンなどの薬物が使用されます。また、尿酸値を下げるための薬物や生活習慣の改善が行われます。これには、適切な食事制限(特にプリン体の摂取制限)や適度な運動、減量が含まれます。

痛風の早期発見と適切な治療は、関節の損傷や石灰化の進行を防ぎ、合併症のリスクを軽減するのに役立ちます。医師の指導を受けながら、痛風の管理と予防に取り組むことが重要です。痛風の破壊力に悶絶して泣かされた日

2~3日前から左足親指の付け根あたりが痛みだしました。
当初は関節炎か?なんて思って湿布薬を張っておいたのですが、痛みは一向に治まらず日増しにその痛みは激痛に変わって行きました。

すぐに病院へ行けばよかったのですが、ほっとけば直るだろうという勝手な判断で放置していたのですがもう限界です。
ネットで調べてみたらどうやら「痛風」というものの症状に酷似しているようです。というかそのものズバリのようです。

はい。見事に日頃の不摂生がたたったのか「痛風」になってしまったようです( -д-)ノ

自業自得とはいえ厄介なものに・・・(涙

貰えるものはなんでも拒まず頂いてきた僕ですが、さすがにこいつは遠慮させて頂きたかったですね。

何これ?痛くて歩行困難なんですけど!

「風が吹いても痛い」なんて言われているようですが、実際には無風でもかなり痛いです。
自然治癒なんて待っていたら死んじゃうんじゃないかと思うくらいの激痛が走ります。

本当は歩くのも痛いし病院なんていきたくないのですが、このままでは日常生活にも支障も出るし正直半分死にかけているので、不本意ながら近くの内科に行くことにしました。

不本意なんて書きましたが、痛くて半分泣きべそかいてました・゚・(ノД`;)・゚

回想録

診察まで30分程度待ちましたが、順番が回ってきて先生との一問一答開始です。

aroki:なんかちょっと調べた痛風の症状に酷似しているみたいなのですが、いや、とりあえずこの痛み何とかなりませんか(涙

医師:間違いなく痛風のようですね。ですが痛みがある現時点で尿酸を下げる薬を服用するとより症状が悪化する恐れがあるので、まずは痛みや炎症を抑えることを最優先させましょう。炎症は数日続くかもしれませんが、その炎症が収まった時点で今度は尿酸値を抑える薬で治療を開始して行きましょう。

aroki:えぇぇ~先生そんな悠長なこと言わないでこの痛みだけでもすぐに取り除いてください。大体こんな状態で痛みが3日も4日も続いたら発狂しそうですよ。

医師:そんな都合のいい薬はありませんよ。それに大人なんだから少しは「我慢」というものも憶えて下さいね。

aroki:・・・・・・・・はい。

医師:とりあえず炎症を抑える薬を1週間分出しておきますので、また1週間後来院してください。その時に今後の治療方針を決めていきましょう。まずは炎症を無くしましょう。

aroki:・・・・・・・・はい。

とまぁ、簡単にこんなやり取りをして最後に血液検査して診察は終えました。

痛風の原因

一概には言えないようですが、暴飲暴食やストレスなどが原因で発症することも多いらしいです。
また痛風になりやすい体質の人となりにくい体質の人がいるみたいですね。

aroki:遺伝って???

僕の場合商売柄時間が不規則で食事(アルコールもいうに及ばず)とかも夜間に取る場合も多いのでそんなところも原因かもしれません。

痛風とビール

ビールはアルコール類の中でも多くのプリン体を含んでいて痛風の大敵と一般的に言われていますが、これは大量に飲むことが多いビールだからそういわれているようです。

ビールも500mlくらいなら血清尿酸値は、あまり上昇させることはないようです。
※個人差はあります。

そんなことから基本的にビールに限らずウィスキーでも焼酎でも、はたまた痛風になりにくいと言われるワインでも大量に飲めば痛風になる可能性は高いようです。

やっぱりあまり調子こいで飲むのは禁物ですね(ρ゚∩゚) グスン
こんな目に合いたくなければ、自制心を養いましょうね!!

痛風の予防

なってしまったものは薬などで治療するしかないのですが、ならないための予防は出来るようです。

当然のことながら食生活の改善は必要不可です。
とにかく尿酸値を上げないことが最大のポイントなので規則正しい食生活をする心がけましょう。

痛風で泣いている奴が言っても説得力はないですが、規則正しい生活と適度な運動これが必要ですよ。
くれくれも食べ過ぎや飲み過ぎには気付けましょうね。

コーヒーの利尿作用は痛風には効果的!

また痛風の尿酸値を下げるためには利尿作用のあるコーヒーは効果的ということです。

とにかく体内に尿酸を溜めず排出させることが重要です。
そのためには水分を出来る限りとって体内から排泄してしまえば良いわけです。

その代表的な利尿作用のある飲み物がコーヒーという訳です。
また牛乳も尿酸を排出させるタンパク質(ガセリン)が含まれているので効果があるということです。

ガゼインとは牛乳やチーズなどの乳製品に含まれるタンパク質の一種です。

ベストはコーヒー牛乳が良いとのことですが、個人的に牛乳は苦手なのでコーヒーの利尿作用に期待しちゃうかな( ̄∇ ̄)エヘヘ

1日に飲むコーヒーの目安

1日に飲むコーヒーの目安が4~5杯程度が良いようです。
ただし糖分の取り過ぎも尿酸を上昇させる恐れがあるので無糖のコーヒーがおススメです。

以上のことから痛風予防にはコーヒーが効果的ということは分かってきましたが、だからと言って闇雲に1日の摂取量を増やすことは避けた方が良いです。

急激にカフェインを摂取すると「めまい」や「吐き気」または「カフェイン中毒」などを引き起こすことがあるので適量を心がけて下さい。

あとがき

そんな訳でめでたくプリン体取り過ぎで「痛風」なるものを経験させてもらった訳ですが、しかしこの痛さはなに…。

プリン体とは?
穀物、肉、魚、野菜など食物全般に含まれる成分で、主に旨みの成分にあたります。ヒトの体内でも生成、分解されています。

兎に角発症してしまったら、この激痛を抑えることに全力を注ぐわけですが、それが落ち着いたら今度は尿酸値を下げる薬を服用し続けなくてはいけないようです。
先生曰く長期的なスパンで飲み続けて尿酸値をコントロールしないといけないらしいです。

不摂生をしてる中高年男性諸君よ!

痛風は脳梗塞等との関連性もあるようなので、もし発症してしまったらしっかり最後まで治療しましょうね。

おっさんが、泣いたある日の出来事(ρ゚∩゚) グスン